2010年4月20日火曜日

発足の経緯

12期生登山愛好会

(3年分を当コーナーにまとめたら容量で重くなり全部を一度に表示できなくなっています。当コーナー下部の「前の投稿」をクリックすると次々に出てきます。右手の「○年○月登山報告」をクリックしたらその月の分を見ることができます。)


 12期生登山愛好会は、佐藤靖之君の山好きから端を発して発足したようなものです。佐藤君は毎年干支にちなんだ山に登る全国組織登山グループの「十二支会」の会員で、今年は真玉町の猪群山に登りました。
 佐藤君のお話によると「十二支会」は今西進化論、諸種学術探検で有名な文化勲章受章者・故今西錦司先生が48年前に始められた登山会で、毎年初、その年の干支に因む山に登っています。今年は四巡目の最後「亥」年で、佐藤君のすすめで大分県の「猪群山」に登ることになったそうです。
 今年の参加者の最高性齢は84歳のT氏(岐阜)とS氏(大阪)。佐藤君は「新宮山彦ぐるーぷ」11人の一人として参加し、このグループの総帥・玉岡さんは81歳。他は77歳と70歳が二人おり、女性の2人を除けば佐藤君が64歳のが最年少だったそうです。
 「十二支会」による猪群山登山に加藤英彦君が宿舎の手配から登山計画等に協力して恙なく終了したそうで、佐藤君が帰阪する前に12期の有志で”ミニ”「佐藤君を囲む会」が開催されました。その席で「12期生登山愛好会」が発足しました。
 我々12期生は今年度に65歳となり、高齢者の仲間入りをしました。「老いてますます盛ん」になるためには健康が不可欠です。健康維持のため、大分近郊の山登りを12期生の有志で毎月1回実施することになりました。会長が大戸君、顧問が加藤君、事務局が河野昭一君となりました。副会長には倉吉さんになってほしいと思っています。
  第1回目が下記の通り1月28日(日)に盛大に行われました。2回目は2月25日(日)に津久見市の彦岳に行きます。日豊線下りの列車の良いのがないので、自家用車に分散していきます。配車の関係で、参加希望者は事務局の河野君に連絡してください。なお、当日雨天の場合は中止となります。

'9年12月12期登山報告

文殊山登山


12月6日(日)晴れ時々曇。参加者、男8名、女6名計14名。今日はYさんの友人の女性1名が初参加です。国東地区の文殊山(616m)登山、文殊仙寺、石立山岩戸寺、Yさん宅立寄りの行程でした。10号線中山香の手前から右折して国東半島の中央部を目指す。道路はりっぱだが、曲がりくねって、基本的には登りである。文殊仙寺まで9kmの表示からは狭い上り道が相当続いた。寺は六四八年開山と古く、文殊の知恵とあるように、知恵の神様でお参りも多そう。駐車場なども広々していた。準備体操をして、9:12分登山開始。300段あるという階段の途中から登山道に入る。本殿参拝は帰りにとした。すぐに杉林が始まる。手入れがいきとどいた大きな杉が頂上近くの尾根に出るまで続いていた。登るにつれ急坂になった。足元は柔らかい黒土で、雨が少ないせいか、滑らなかったのは幸いでした。途中清滝観音に立寄り。崖を掘り込んだような位置に、小さな社がありました。お参りの後、お堂横の湧き水で一口喉を潤した。尾根にでると急に風当りが強くなった。体感温度が下がり、今が冬であることを感じさせられた。10:55分山頂着。頂上は広場になっていたが、眺望は木々に遮られてよくない。姫島や国東の町が垣間見えた。早めの昼食を北風を避けて南側の窪地で開宴。せっかくの持参ビールが寒さのため、遠慮する人がでて、需要が少なかった。11:35分下山開始。往路と同じ道であったが、途中で別ルートの紫竹観音、文殊仙境経由の健脚組みとに分かれて下山することになった。紫竹観音は崖下の小さな石の祠の中に観音様が、ひっそりと納まっていました。文殊仙境ルートは途中に大きな石や岩山がでてきて、ロープ(これは登路でもでてきた)の他梯子など変化に富むものでした。途中での岩峰の風神岩は背後に登頂した文殊山を控え、眺望が臨めました。文殊仙寺の裏手に降りて来ましたが、神木とも言える大きな背の高い銀杏の木が寺の横手にありました。上からみると、落葉で一面真黄色の広場があるようでした。下に降りてみると、何重にも銀杏の葉っぱが重なっており、登山靴が黄色の中に沈みこみました。文殊仙寺本堂では知恵の水が置かれていました。これからの長い将来に期待をこめて、小学生が代表して飲みました。「普通の味がした」というのが本人の感想でした。13:00下山。ここで先に下山していた組と合流。次に石立山岩戸寺には30分ほど、ひたすら車を走らせて到着。岩戸寺宝塔(国東塔)などで有名らしいが、本堂の奥のほうにあるというので、本堂での参拝だけで、今回は拝観しなかった。最後は日出のYさん宅に。Y家では裏の畑でキュウイの収穫。3台の脚立を使って総勢で大きいものを選り分けてのキュウイもぎり。相当な収穫をした。さらに座敷で手作り鶏飯などの提供を受けた。Yさんには恐縮、感謝して、収穫物をお土産に皆さん大満足で帰宅についた。今日の温泉は帰宅途中での別府にしました。

次回は1月4日(月)に大分の霊山、本宮山の登山。下山後新年会をします。


スタート前


杉木立の中を登る




文殊山山頂


風神岩で、後ろは文殊山


文殊仙寺の銀杏の落葉




岩戸寺




'9年11月12期登山報告

泉水山・黒岩山


 11月7日(土)天候晴れ、参加者男5名、女3名計8名。今月は女性の参加が少なかった。今日は九重の泉水山(上泉水1447m、下泉水1296m)と黒岩山(1503m)に登った。秋の紅葉シーズンということもあり、久住山の登山口の長者原は車で溢れていました。道路の東側は久住山方面の登山者で賑わっていましたが、私達は人気の少ない西側の木立の中から9:00スタート。道はくぬぎの落葉とドングリの実で一杯でした。道中目だった紅葉には会いませんでしたが、背丈より低いアセビ(馬酔木)、のりうつぎ(糊空木)、つげ、どうたんつつじなどの木が目立ちました。特につつじは枯れ枝が白っぽく光り、山に冬らしい感じを与えていました。尾根道にでると視界が開け、岩が少なく傾斜もゆるやかな歩きやすい道でした。10:10分最初のピークの下泉水。ここは岩山群でした。眺望は最高で、北側の足元は飯田高原など、ここは昔はもっと一面の草原だったようですが、野焼きがなくなったことなどから、所々に林ができてきて、高原の広がりが小さくなっているもよう。北西に夢吊橋、北は由布山など、東側は三俣山など九重山群、南には涌蓋山が間近にありました。再び明るい尾根道をたどり11:06分上泉水頂上。ここもとび出た岩場。少し下った広場で昼食11:30分。頂上が大きく三つに割れた三俣山を正面にみての食事。今日は日差しが強く、風もなし、気温が高く、相当汗をかいたため、水分の補充が多かった。次は黒岩山を登って牧の戸への下りである。牧の戸に下山後、長者原まで歩いて、車を回収してくるために健脚組3人が先に下山。残り5人で12:10スタート。何度かピークを超えた後、これまた岩山の黒岩山頂上に12:56分着。この辺りから、すれ違う登山者が多くなった。佐世保から来たという夫婦、火曜日から来て、九重山群を歩いている人などがいた。本日一番の急な下りがあって、13:40分牧の戸に下山。まだ車が多く、向かいの久住山登山道からは多くの人が下山してきていた。しばし車を待って、帰途は牧場の湯の温泉に寄った。不透明な温泉でリチュウム、カルシュウムなど、いろいろな金属の成分表が貼っていた。飲用OKということで、少し金属性の味がしたが、ノドが渇いていたこともあり、二杯も飲んでしまった。

 今日は好天で気温も高め、秋の登山を快適に満喫できました。次回は12月6日(日)の予定です。


後方の泉水山を目指してスタート!


大吊橋が遠くに見えます


上泉水山の頂上にて


三俣山をバックに楽しい昼食!


黒岩山の頂上にて

'9年10月12期登山報告

立石山・伽藍岳登山


 10月12日(月)体育の日。天候晴れ、参加者 男8名女7名計15名(内ひこさんクラブ2名)。今日は塚原地区の立石山(1070m)と伽藍岳(1045m)(有志のみ)に登った。4台の車に分乗し、大分インターの所から狭間町に入る。周りは田んぼ、畑、林などの田舎風景の中に、「おさるの湯」、「極楽温泉」「かい
かけ温泉」など知らない温泉の看板が次々にでてくる。辺鄙な地に入浴客があるのかなあと?感じる。旧日東(現別府の森)ゴルフ場の脇、志高湖、猪瀬戸を通り高速道路をくぐった。牧草地の先に二つの頂をもつのが目指す立石山。8:40登山開始。登りにかかると木の伐採跡のような砂地状の斜面を登る。30分位で林の中に入る。枯れ木も目立つ雑木林で、イガ栗他毒きのこも目立った。猪も多い様子で足跡、地面の掘り跡が目立ったが、頂上付近では先頭の二人が二頭が前方を通り過ぎるのを見たもよう。1Hで右の低い方のピークに着。ここでこの山の名前の由来となるメンヒル(巨大な岩石)を林の中に探す。K氏の何十年か前の写真では人物の3倍位の砲弾形の岩石が草むらの中に聳え立っている。それが回りに木が繁ってしまって見つけるのに苦労するようになった。皆で手分けして探したが、今日はとうとう見つからなかった。残念。尾根伝いに1Hで3角点のある広場に到着。そこで楽しい昼食。いつものように漬物、煮物、各種フルーツ、あんぱん等がまわってくる。種類の多さと手作りの味が楽しめる。昼食後、そこから7~8分急登して11:18分頂上到着。小さな空き地のまわりには木が繁って眺望はゼロ。3角点まで戻って、。ビールを空き缶にして軽くなったリュックを背負い12:15分下山開始。由布、鶴見、塚原の噴煙などを見ながら13:10駐車場所着。手前の絨毯のような牧草地で体を伸ばして少しの休憩。まだ早いので、もう一つ飛岳(925m)に向かう。高速を潜って由布岳の方面。車一台がやっとの道を進んだ、駐車場の予定場所には工事でトラックが入っている。急遽、伽藍岳登山に変更し、塚原温泉に向かう。温泉着13:50分。ここから伽藍岳往復は1.5H要。皆の希望をとり、5人の伽藍岳登山組と温泉直行組に分かれて、解散となった。伽藍岳登山は14:00開始。左手に塚原温泉の建物と噴煙を上げている地獄を見ながら、14:40分頂上着。頂上からは360°の絶好の眺め。別府の市街地と峰続きの内山へは頂上に向かって、尖った尾根が急角度で昇っているのが印象的でした。塚原温泉は家族風呂、共同温泉などの数棟の建物があり、休日のためか駐車場は多くの車で賑わっていました。帰途、我々5人組みは往路で見ていた、狭間町の「かいかけ温泉」に寄りました。落着いた感じで、内湯は熱め、露天風呂は低めで温泉を十分楽しめました。今日は天候にも恵まれ、初秋の山を楽しめました。立石山は岩ころが少なく、足にも柔らかい穏やかな山でした。見晴らしがきかなかったのが、もの足りないところでしたが、伽藍岳の眺望はそれを補ってくれました。

次月は11月7日、九重の泉水山―黒岩山、又は28日、横山の予定です。



スタート前、背後が立石山


立石山三角点にて

下山中!!!

下山して牧草地で牛のいぬ間に休憩





伽藍岳頂上にて!!!

内山から鶴見山を望む!

'9年9月12期登山報告

星生山(1762m)登山


 9月27日(日)星生山(1762m)登山。参加者、男10、女12計22名(内12期会10名)。

 今日は4つの登山グループからの参加で盛会でした。8月にリーダのK氏にアクシデントがあり、2ヶ月ぶりの開催でした。K氏は8月2日に、この星生山で滑落の事故にあいましたが、幸運にも大ケガをまぬがれて、復帰することができたのです。事故の際の記憶が一時途切れているので、現場に戻って当時の状況を確認したいという意図が、今日のこの山の登山となりました。健脚組み7名は長者原すぎの大曲の小道から、尾根伝いに、その他15名は牧ノ戸から8:45登山開始。天気予報は曇、降水確率30%でしたが、強い陽射しと木陰での冷えた空気は秋の日和でした。昼の頂上ではガスがかかり、細かい雨がふりましたが、一日を通じて、天気はまずまずでした。久住山への登山路のためか、道は歩きやすく、また普段は会わない登山者に沢山出合いました。道端の花では星形の黄色いキリン草(秋の黄輪草)の小さな群落、紫色の小さなラッパ形のりんどうの花がポツポツと目立ちました。
 出発から1時間半余り、久住別れの手前から、左側の急斜面を星生崎の岩尾根上を目指して直登。はるか上には健脚組がすでに頂上に着いて、さらにこの岩尾根に向かっているのが見える。大きな岩とススキの間に道らしき筋が上に向かっている急坂を、岩間に低く繁っているミヤマキリシマの木を次々に掴みながら(女性の言ではミヤマキリシマを引き回しながらと表現)体を引き上げて登った。
 着いた所がK氏が滑落した場所だったらしい。滑落は向こうの北側(三俣山)の方。先着組の人達は当時のメンバーで、当日の状況を検証、確認を行った。これでK氏の途切れていた記憶の埋め合わせもできたようす。星生崎の広場で昼食。まずK氏の回復と今日の登山会ができたことに対して、皆で乾杯。次に今日は4つの登山グループが参加していることもあり、各人の自己紹介が行なわれた。皆さんK氏の事故に驚き、軽傷ですんだことに幸運を感じ、また今日の登山会が行われたことなどに感謝を表していました。登山会で山とその仲間との交流がまた継続することを願いたいと思います。昼食後岩尾根を20分位歩いて頂上。この頃からガスがかかり、眺望は悪い。下りは健脚組が登った尾根伝いの道を一気に下山。1.5H後の2:30に大曲の駐車場に着いた。これからは恒例の温泉訪問。有名な九重夢大吊橋近くの筌ノ口温泉に行く。鳴子川沿いにひっそりとした温泉旅館が数軒。流行ってないなの感じですが、温泉はなかなかよかった。土が溶け込んだような不透明湯で温度も熱め、源泉かけ流しで体を十分温めてくれました。(後で調べてみると、鉄分などが豊富な様子)大吊橋の近くにあるのに、もっと利用されてもよいのではと思いました。今日は登山会再スタートの日となりました。
 次回は10月12日(月)体育の日です。

※K氏のアクシデントについて、Hさんが下記のように歌に詠みました。感じがよくでていると思います。
 ・  滑落の新聞記事は君のことそれしきの怪我でまずはよかった
 ・ 滑落でヘリ救出の写真をみせ「これが俺じゃ」「まるで振り子じゃ」
 ・ 顔の傷を山の仲間にみつめられ「猿も木から」と君は呟く
 ・ K君のヘリ救出の顛末記、早速書けとTにいわれおり
 ・ 四十メートル滑落記事に集まりし山の仲間等反省しきり

牧ノ戸登山口を出発!!!




久住山を望む!!!


急斜面もなんの!なんの!






疲れて一休み!!!

食事場所での集合写真


'9年7月12期登山報告

鬼落山(おにおてやま)・八面山登山

7月5日(日)曇、鬼落山(おにおてやま)、八面山登山。参加者13名、内12期8+1名。
5、6月は天候の悪さなどもあり12期生は3,4名と少なかったが、今日は久しぶりに参加が多くなった。それでも大分では朝は雨がかなり降っていたため、急遽参加中止の人が何人かいたもよう。梅雨時の天候は気になるが、県北地域では雨には会わなかった。しかし途中の高速道は霧が深く、帰途では通行止めになり、10号線では渋滞に巻き込まれました。
今日は中津の八面山は頂上近くまで、車で行けるため、まず宇佐の鬼落山に登る。周囲に同じような円錐形に盛上がった山の群れがあるが、その中で最も高い山である。外形は高崎山に似ている。
神社脇に駐車して8:45スタート。農道を歩いて40分、水が流れている細い岩だらけの登山道に入るところで、頂上まで行く7人と、ここでもどる6人に別れた。頂上へは、尾根に出て、尾根伝いに登る、急いで急坂の1Hである。雑木林の中をかすかに残る道跡を、道脇の木で体を引き上げながら、登っていく。湿気が多く体中はサウナに入ったように、汗びっしょりである。結局1.5H後の11:00頂上着。576m、高くはないが、平地から急に盛上がっているため標高差は高い感じである。健脚組の4人が既に食事中。当初は下山後、八面山でお弁当の予定であったが、急遽変更である。頂上は途中と同じように、木立に囲まれて、眺望はなし。それに曇で霧が出て視界はずっとよくなかった。Nさんから四国の剣山登山のお土産の清酒が振舞われた。万歳三唱して、木に掴まりながら1Hで下山。余裕のある山道では、白い花の合歓(ネム)の木が観賞できました。登らなかった6人はYさん作成の山桃酒が美味しかったと、皆さんゴロ寝でのんびりとしていました。車で八面山に移動。この車の中でも疲れていないはずの、引返しグループの人が昼食の余韻で、船をこいでいました。JR中津駅をでてすぐ、右側に見えるテーブル状の台地が八面山である。整備された公園のように、頂上近くまで、立派な車道が通っている。終点に車を止めて、最高点、小池を巡る一周コースで1Hの散策。途中の展望所は、いずれも崖から見下ろす状態で迫力があり、見晴らしはよさそう。但し今日は霧(雲?)がかかっていて、切れ間でチラットしか見えなかったのが残念でした。
今日最後のコースは同じ三光(村)地区にある金色温泉(かないろおんせん)での入湯。中津、国東地区の観光コースに入っているようで、内湯、多くの露天風呂、宿泊もできる大きな施設でした。駐車場は50台を上回る盛況のようでした。団体割引料金ではしご湯をして、ゆったりとできました。
この頃は日差しもでる天気で、雨なしでまずまずな一日でした。
8月の登山は8月1~2日に行われる九重ナイトハイクへの参加で行います。参加希望者は事前に加藤氏に連絡してください。


鬼落山の元で準備




さあ行くぞ!


鬼落山頂上


八面山山頂




八面山小池の前で


2010年4月19日月曜日

'9年6月12期登山報告

平治岳(ひいじだけ)登山

6月7日(日)平治岳(ひいじだけ)1643m登山。参加者5人(12期生)+14名(ひこさんクラブ)。今日はひこさんクラブにとびいり参加である。6月の登山は、当初は次週14日の予定であったが、ミヤマキリシマが今が見ごろであるという情報に従って繰り上げて、ひこさんクラブの登山会に参加したものである。ひこさんクラブはリーダのK氏が主宰する登山クラブ。我らより一クラス上のレベルのため、緊張して参加。目的の平治岳は坊がつるをはさんで、九重連峰の北側に大船山に連なって立ち、ミヤマキリシマが多いと聞いていました。

北西の吉部から登る。今日は九重の山開きの日になっている。坊がつる、男池ルートは相当な混雑が予想される。こちらのコースも駐車場には福岡など県外NOの車などが何百台も既に止まっていた。7:40分スタート。まずは落葉樹の木立の中、新緑に染まりながら細くて急な、昨日までの雨のためか泥道を登る。出発時から曇がちで途中の見晴らし台では霧(雲?)のため、眺望はゼロ。
木立が切れた所で、霧が晴れ、日差しが差して頂上が見えてきた。それから約1時間の急登で11:05頂上。評判のミヤマキリシマは木立を過ぎた所から、所々にピンクの花を咲かせていた。近くで見ると、盛りを過ぎて白くなった花がまじっている。先週あたりがピークだったようす。しかし頂上について、南側の斜面を見ると、これぞミヤマキリシマというピンクの群生のお花畑が広がっていた。
ベルト状に連なったもの、緑の山肌に大きな花玉模様などをあちこちに描いていました。南側は遥か下に坊がつるが、その向こうには九重の山々が一望できました。頂上やその下の辺りは登山者で相当混みあいました。坊がつるまでの下り道も混みあってすれちがうために立ち止まりが多くありました。
坊がつるからは、今日登った平治岳がくっきりとのぞめました。林道、渓谷沿いの道を2時間歩いて16時前に下山。帰りは湯の平温泉に寄るグループもあったようです。
12期のメンバーが少なかったのが残念ですが、ひこさんクラブに加えていただき、九重のミヤマキリシマを堪能できた、良い一日でした。



平治岳頂上




花の中で


坊がつると九重の山




斜面のミヤマキリシマ


ミヤマキリシマ2