2010年4月20日火曜日

'9年9月12期登山報告

星生山(1762m)登山


 9月27日(日)星生山(1762m)登山。参加者、男10、女12計22名(内12期会10名)。

 今日は4つの登山グループからの参加で盛会でした。8月にリーダのK氏にアクシデントがあり、2ヶ月ぶりの開催でした。K氏は8月2日に、この星生山で滑落の事故にあいましたが、幸運にも大ケガをまぬがれて、復帰することができたのです。事故の際の記憶が一時途切れているので、現場に戻って当時の状況を確認したいという意図が、今日のこの山の登山となりました。健脚組み7名は長者原すぎの大曲の小道から、尾根伝いに、その他15名は牧ノ戸から8:45登山開始。天気予報は曇、降水確率30%でしたが、強い陽射しと木陰での冷えた空気は秋の日和でした。昼の頂上ではガスがかかり、細かい雨がふりましたが、一日を通じて、天気はまずまずでした。久住山への登山路のためか、道は歩きやすく、また普段は会わない登山者に沢山出合いました。道端の花では星形の黄色いキリン草(秋の黄輪草)の小さな群落、紫色の小さなラッパ形のりんどうの花がポツポツと目立ちました。
 出発から1時間半余り、久住別れの手前から、左側の急斜面を星生崎の岩尾根上を目指して直登。はるか上には健脚組がすでに頂上に着いて、さらにこの岩尾根に向かっているのが見える。大きな岩とススキの間に道らしき筋が上に向かっている急坂を、岩間に低く繁っているミヤマキリシマの木を次々に掴みながら(女性の言ではミヤマキリシマを引き回しながらと表現)体を引き上げて登った。
 着いた所がK氏が滑落した場所だったらしい。滑落は向こうの北側(三俣山)の方。先着組の人達は当時のメンバーで、当日の状況を検証、確認を行った。これでK氏の途切れていた記憶の埋め合わせもできたようす。星生崎の広場で昼食。まずK氏の回復と今日の登山会ができたことに対して、皆で乾杯。次に今日は4つの登山グループが参加していることもあり、各人の自己紹介が行なわれた。皆さんK氏の事故に驚き、軽傷ですんだことに幸運を感じ、また今日の登山会が行われたことなどに感謝を表していました。登山会で山とその仲間との交流がまた継続することを願いたいと思います。昼食後岩尾根を20分位歩いて頂上。この頃からガスがかかり、眺望は悪い。下りは健脚組が登った尾根伝いの道を一気に下山。1.5H後の2:30に大曲の駐車場に着いた。これからは恒例の温泉訪問。有名な九重夢大吊橋近くの筌ノ口温泉に行く。鳴子川沿いにひっそりとした温泉旅館が数軒。流行ってないなの感じですが、温泉はなかなかよかった。土が溶け込んだような不透明湯で温度も熱め、源泉かけ流しで体を十分温めてくれました。(後で調べてみると、鉄分などが豊富な様子)大吊橋の近くにあるのに、もっと利用されてもよいのではと思いました。今日は登山会再スタートの日となりました。
 次回は10月12日(月)体育の日です。

※K氏のアクシデントについて、Hさんが下記のように歌に詠みました。感じがよくでていると思います。
 ・  滑落の新聞記事は君のことそれしきの怪我でまずはよかった
 ・ 滑落でヘリ救出の写真をみせ「これが俺じゃ」「まるで振り子じゃ」
 ・ 顔の傷を山の仲間にみつめられ「猿も木から」と君は呟く
 ・ K君のヘリ救出の顛末記、早速書けとTにいわれおり
 ・ 四十メートル滑落記事に集まりし山の仲間等反省しきり

牧ノ戸登山口を出発!!!




久住山を望む!!!


急斜面もなんの!なんの!






疲れて一休み!!!

食事場所での集合写真